Rouen



ノルマンディー公国の首都として栄えたルーアンはロ ーマ時代からセーヌ川を利用した水運の拠点として発 展してきた。現在もフランス有数の大都市として経済 的にも重要な位置を占める。

街はセーヌ川を中心に広がっているが、観光的な見ど ころは旧市街にあたるセーヌ川右岸に集中している。 その中心が画家モネが30点以上の作品を描いた大聖 堂。モネは光の微妙な変化をとらえた連作に取り組 み、印象派の代表的な作品を描いた。大聖堂のほかに もサン・マクルー教会やサン・トゥーアン教会などゴ シック様式の宗教建築が多い。

ルーアンは1431年にジャンヌ・ダルクが火刑に処せら れた街でもあり、火刑がおこなわれたビュー・マルシ ェ広場にはジャンヌ・ダルク教会とジャンヌ・ダルク 博物館がある。毎年5月第2日曜にはジャンヌ・ダルク 祭が開催されている。また、この広場の周辺にはノル マンディー地方に特有の木組みの建物が軒を連ねている。

ルーアンは『ボヴァリー夫人』などの作品で日本人に も親しまれている自然主義の代表的な作家フロベール の生地でもあり、フロベール博物館などゆかりの品な どが展示されている。

■ノートル・ダム大聖堂 CATHEDRALE NOTRE-DAME
フランス・ゴシック最高建築のひとつで、12世紀に工事がはじまり16世紀に完成。フランボワ イヤン・ゴシック様式の装飾が美しい。火災や戦争で絶え間なく修復されたという歴史があ る。19世紀には印象派の巨匠モネが描いたことでも有名。尖塔は151メートルの高さがあり、 フランスで一番高い。

■サン・トゥアン教会 ABBATIALE ST-OUEN
ノルマンディー地方で最も勢力のあるベネディクト派の修道院付属教会。14世紀に建てられ た。大聖堂と見まごう非常に大きく立派な教会で、90枚以上ものステンドグラスの美しさは一 見の価値あり。

■サン・マクルー教会 EGLISE ST-MACLOU
大聖堂の裏手にあるフランボワイヤン・ゴシック期の建築。ルネサンス様式の塔やステンドグ ラス、屋根などがおもな見どころ。
教会の前庭サン・マクルー・アトリウムには、死を象徴する彫刻が飾られている。また、16〜 17世紀に納骨堂だったところが、いまは美術学校として使用されている。

■ジャンヌ・ダルク教会 EGLISE JEANNE D'ARC
ジャンヌ・ダルクを祀るこの教会は、彼女が火刑にあった広場に面して建てられている。スレ ートぶきの屋根の教会の外観はモダンな感じで、内部にはサン・ヴァンサン教会にあったルネ ッサンス期のステンドグラスを見ることができる。

■裁判所 PALAIS DE JUSTICE
15〜16世紀にかけて建立された建造物で、とくに1508年から26年にかけてつくら れたファサードの装飾がすばらしい。上部には小さな尖塔や小鐘楼、切り妻壁の入 り組んだルネサンス様式の彫刻がびっしりと施されている。第二次世界大戦で大き な損傷を被るが、戦後修復された。

■大時計台 GROS-HORLOGE
16世紀につくられたルネサンス様式の大時計。今も正確に時を刻んでいる。時計台 からはルーアン旧市街が見下ろせるほか、13-14世紀の鐘や中世の時計のメカニス ムがわかるようになっている。大聖堂とヴィユ・マルシェ広場を結ぶグロ・ゾルロージュ通り は昔のルーアンの面影が色濃く残っており、カフェやブティックなどが並ぶにぎやかな歩行者 天国となっている。

■ヴィユ・マルシェ(古市場)広場 PLACE DU VIEUX-MARCHE
1431年5月30日にジャンヌ・ダルクが火刑に処されたところ。広場の中央にある近代的な建物 は、ジャンヌの霊をなぐさめるための教会。広場前の通りには鑞人形で当時を再現するジャン ヌ・ダルク博物館がある。

■ジャンヌ・ダルク博物館

■ジャンヌ・ダルクの塔
13世紀にフランス国王フィリップ・オーギュストにより建立された城郭。城には7つの塔があ り、そのうちのひとつにジャンヌ・ダルクが幽閉され、1431年5月9日に拷問を受けたことで知 られる。入口に当時の城の構造を示す地図がある。

■ルーアン美術館 MUSEE DES BEAUX-ARTS
ヴェルドレル広場の東側に建つ。初期フランドル派、イタリア、スペイン、フランスの17〜18 世紀の絵画、ベラスケス、ドラクロワなどの作品が展示されており、印象派のコレクションが充実。

■陶器美術館 MUSEE DE LA CERAMIQUE
ヨーロッパの陶器やルーアンの16世紀以降の陶器を展示。コレクションはフランス製、外国製 陶器、ガラス製品など6000点にもおよぶ。

■ル・セック・デ・トゥルネル博物館 MUSEE LE SECQ DES TOURNELLES
ローマ時代から19世紀までの12000点にのぼる鉄の扉、階段のてすり、台所のセットや鍵など の錬鉄製品を所蔵。

ノルマンディーの地方新聞より
ジャパニーズ・コピア(新聞見出し)
フランス:ノルマンディーのルーアンでの出来事
(1996年11月24日)。
ナゴヤ球場オフシーズン企画の調査中のことでした。
右下が私です
調査中に私が資料を作成するために借りていたレストランでの出来事ことでした。

パリへ