フランスの紹介
Paris



凱旋門 ARC DE TRIOMPHE
エトワール広場のロータリーの中心にある凱旋門。1806年にナポレオンの提案で着工、1836年に完成した、高さ49.54m、幅44.82mの門だ。壁面はナポレオンの戦いや義勇軍の出陣を描いた彫刻で飾られている。中央には第一次大戦で亡くなった無名戦士の墓があり、献花が耐えない。
凱旋門の上にのぼれば、眼下には万華鏡のように変化し続ける車の流れが見られる。放射線状に広がる12本の大通りから出入りする車は無秩序のようでいてきちんと右優先のルールに基づき流れている。遠方の眺めも素晴らしいが、じっくり下を見つづけたくなるような不思議な光景は凱旋門ならでは。
門までは広場から地下道を利用する。
シャンゼリゼ大通り AVENUE DES CHAMPS-ELYSEES
全長2km、幅約100mの並木道。ギリシャ・ローマ神話に由来し、楽園を意味する「エリーゼの野」大通りは、フランス革命記念日(7月14日)や国家的行事にも利用される。18世紀末には荒涼としていたが、1828年パリ市の管轄になってからは、ガス灯や噴水で飾られた賑やかな通りとなり、富裕階級の遊び場として栄えた。
ラ・デファンス LA DEFENSE
1958年に始まった副都心開発エリア。未来都市を思わせる芸術的な高層ビル、延長1200mの人工地盤の広場、大型ショッピングセンター、中央歩道を飾る彫刻など、新しい都市計画の成果を見てまわるのに半日は必要。イタリア産大理石による高さ110m、幅106mの新凱旋門は、1989年の革命200年を記念に完成。デンマークの建築家スプレケルセン作。中央の開口部はノートルダム大聖堂がおさまるほどに壮大。
マドレーヌ寺院 EGLISE DE LA MADELEINE
1842年完成の古代ギリシャ風神殿。高さ30mのコリント式円柱52本が回りを囲む。ブロンズ製のドアには、「十戒」のレリーフ、正面入り口の壁には「最後の審判」。1849年に造られ1927年に修復されたパイプオルガンによるコンサートも時々催される。寺院横では月曜日以外の毎日、花市がおこなわれ華やかな雰囲気に。
オペラ座 OPERA GARNIER
1875年に完成した大理石とブロンズを用いた豪華な劇場。設計者の名をつけオペラ・ガルニエと呼ばれている。バスティーユのオペラ座ができてから、プログラムはバレエが中心となっている。公演も是非見たいが、豪華な劇場内部だけでも見学はできる。衣装や舞台装置の模型などは博物館で見られる。
コンコルド広場 PLACE DE LA CONCORDE
1793年にルイ16世、マリー・アントワネットがギロチンで処刑された広場。激動の歴史と共に名を「ルイ15世広場」「大革命広場」と変更し、今日の「コンコルド(調和)広場」に。中央のオベリスクは1833年エジプトからルイ・フィリップ王に贈られたもの。
パリ市庁舎 HOTEL DE VILLE
約120年前、大火災後に再建された新ルネッサンス様式のパリ市庁舎。17世紀当時の建物を細部にわたるまで復元したという。クリスマス時期には市庁舎前広場に大規模な飾り付けがなされるので是非足を運びたい。
ヴォージュ広場 PLACE DES VOSGES
マレ地区の中心にある36の館に囲まれたパリ最古の広場。1612年に完成。当時は王宮広場として栄え、度々の決闘の場もなった。公園の中央の像は、大理石でできたルイ13世の騎馬像。回廊には文豪ヴィクトル・ユゴーの住んでいた資料館、ブティックやカフェがある。
バスティーユ・オペラ OPERA BASTILLE
地上8階、地下7階、2700席という巨大なオペラ劇場。上流階級の芸術であったオペラを一般大衆にも親しんでもらうように、ミッテラン大統領の提案により、1989年にオープン。舞台装置はすべてコンピューターで管理され、最新の技術と最高の音響設備といわれている。かつては城塞、監獄、そして市民革命というバスティーユの歴史の流れは、現在は広場中央にある自由の天使像に象徴される。
ポンピドー・センター CENTRE GEORGES POMPIDOU
イギリス人のロジェとイタリア人のピアノによる設計。ポンピドー大統領提唱の「現代的芸術創造」をテーマに1977年に完成。1997年10月から1999年12月まで改修工事のため休館したが、2000年1月に再オープン。古い街並みと対照的なパイプとガラスの超前衛的な外観はそのまま。地下2階から地上5階まであり、地下には劇場、イベント会場、映画館、2、3階に図書館、4、5階に国立近代美術館、6階に特別ギャラリーとレストランがある。
ノートル・ダム寺院 CATHEDRALE NOTRE-DAME
1163年に着工、1345年に完成した初期ゴシック建築の最高傑作。ノートル・ダムは「我らの・貴婦人」を意味し、聖母マリアに捧げられた教会。正面には「聖母マリア」「最後の審判」「聖アンナ」の3つの門があり、キリスト降誕から最後の審判までの聖書物語と聖母マリアに関連する彫刻が施されている。内部は高さ33mという壮大な空間。3つの大きなバラ窓のステンドグラスは、祭壇前からの眺めが一番印象的。
正面左、北塔の狭く急な階段を上っていくと、怪物の彫刻のあるテラスにいったん出る。テラスを横切り南塔の階段を上ると、地上69メートルの鐘楼のある頂上に。ここからのパリの眺めは素晴らしく、狭い階段を上る甲斐はある。
シテ島 ILE DE LA CITE
紀元前200年頃、ガリア族の漁師が住み着いていたといわれる。その後ローマ軍に征服され、ガリア・ローマの小都市として水運業を営み栄えていった。度重なる侵略と復興を経て、中世にはキリスト教文化が繁栄。島には数多くの教会が立ち並んだ。
ラ・コンシエルジュリー LA CONCIERGERIE
大革命時に牢獄として1200人も収容したという、王室管理府の建物。1793年1月から1年半の間に2600人がここから死刑台に送られた。その一人だったマリー・アントワネットが最期を過ごした独房の様子が再現されている。1371年に建てられたパリ最古の公共時計がPalais通りの角にあり、今も時を告げている。
サント・シャペ ル教会 LA SAINTE-CHAPELLE
ルイ9世が1248年に建設した、パリ最古のステンドグラスで知られる教会。王や特権貴族だけが利用した2階の礼拝堂は壁面を埋め尽くすステンドガラスで訪れる者を圧倒する。旧約・新約聖書の物語約1100の場面から成り、約半分が13世紀に造られたもの。バロック音楽のコンサート(有料)などが定期的に催される。
サン・ルイ島 ILE ST LOUIS
17世紀の貴族の館が立つ落ち着いた街並み。ギャラリー、プチホテル、サロン・ド・テ、アイスクリーム屋がのどかな雰囲気の中に点在している。美しい宗教画や華麗な内装のサン・ルイ・アン・リルEglise St-Louis-en-l'Isle教会では宗教音楽コンサートがたまに行われる。
モンパルナス・タワー TOUR MONTPARNASSE
TGVアトランティック線発着駅でもあるモンパルナス駅のすぐ横にそびえる高さ209mの高層ビル。下の階はショピングセンター。
モンパルナス墓地 CIMETIERE DE MONTPARNASSE
ペールラシェーズに次ぐ、パリで2番目に大きな墓地。セルジュ・ゲンズブール、サルトル、ボーヴォワール、モーパッサンらが眠る。整然としているので目当てのお墓が探しやすい墓地。
サン・ジェルマン・デ・プレ教会 EGLISE ST GERMAIN DES PRES
教会の歴史は古く、542年に修道院として建てられたのが始まり。戦争により破壊され何度も建て替えられた。現在の教会は11世紀のロマネスク様式と、その後の修復によりゴシック様式も混合する。高くそびえる鐘楼は、ロマネスク様式としてはパリ最古のもの。
リュクサンブール公園 JARDIN DU LUXEMBOURG
幾何学的なフランス式庭園にいくつもの有名な彫刻が並ぶ。春から秋までは野外音楽堂でクラシックや民族音楽会が開かれる。池の回りには椅子が置かれ、マロニエの木の下にはカフェがオープン。パリで一番古い人形劇場や子供の遊び場、ペタンク場、テニスコートなど、市民の憩の場という言葉が似合う公園。
アラブ世界研究所 INSTITUT DU MONDE ARABE
アラブ諸国とフランスの文化交流を目的に設立された10階建てのモダンな建物。外壁は、太陽光線の加減でカメラレンズのように開閉する窓。モロッコや砂漠の生活を紹介する企画展やアラブ諸国の映画、コンサートなどを定期的に開催。常設展は8階の美術館で。屋上のレストランではフランス料理とアラブ料理、そしてノートルダムやセーヌの眺望も楽しめる。
パンテオン PANTHEON
ルイ15世の病気回復を祝い再建されたギリシャ・ゴシック様式の神殿。地下墓地には思想家ヴォルテール、文豪ユゴー、元文化大臣のアンドレ・マルローなど、フランス国家に功績のあった文化人が葬られている。1849年に物理学者フーコが地球の自転を証明するために、振り子の実験を行ったドームは展望台になっており、カルチェラタンと左岸の眺望を満喫できる。
エッフェル塔 TOUR EIFFEL
1889年のパリ博覧会のために造られた巨大な鉄の塔。鉄製の高架橋の専門家であったエッフェルが設計。完成当初はパリの美観をそこねると批判も多かったが、今では観光客でいつもにぎわうパリのシンボル。
アンヴァリッド INVALIDES
1676年、ルイ14世によって建てられた廃兵院。17世紀には、傷ついた退役軍人約5000人が収容された。奥にある金色のドーム教会の地下にナポレオンの棺が安置されている。その横には、世界中の武器が集められた軍事博物館と各時代の城砦が模型で再現されている立体地図博物館がある。
サクレ・クール寺院 BASILIQUE DU SACRE-COEUR
ロマネスク・ビザンチン様式の丸い聖堂が特徴の白亜の寺院。普仏戦争の敗北の後に建てられることのなった「聖なる・心」という名の教会。鐘や資材の丘の上への運搬や地盤の補強など難工事の末、1914年に出来上がった。吹き抜けのドーム頂上からはパリ市街が見渡せる。
テルトル広場 PLACE DU TERTRE
かつての”芸術家村”の面影を今でも残す一角。パリの風景画を販売する画家や、似顔絵描きと観光客でいつも賑わっている。広場周辺の土産物屋やレストランは夜遅くまで営業している。
ラ・ヴィレット LA VILLETTE
旧食肉市場跡に都市計画の一環として1986年にオープンした未来派指向の多目的公園。広大な敷地はウルク運河で2分されている。北のPorte de la Villette駅側が、発明館、プラネタリウムなどが入っている科学産業博物館のあるシテ・デ・シアンス(科学都市)。銀色の巨大な球体ジェオードは映画館で、宇宙や自然をテーマにした映像が、世界最大のスクリーンで上映されている。
南のPorte de Pantin駅側はシテ・ド・ラ・ミュージック(音楽都市)。コンセルヴァトワール(国立音楽院)、世界の楽器が集められた音楽博物館、多目的ホールがある。
中央に広がるのは展示会やサーカスなどイベントの行われるグランド・アールと芝生の公園。その右奥が6000人収容できるコンサートホール、ゼニットZenith。