”沖縄”でなくて”琉球”の民謡とわざわざ言うのは、
だんなの故郷は沖永良部島は沖縄でなくて鹿児島だからです。
鹿児島県だけど、風景や文化は沖縄の方が近い。
この島は昔は琉球王国だったの。
さて、その島へ初めて渡ったのは、
まだだんなと付き合い始めたばかりの頃。
ちなみにこの時点で、私に沖縄の知識ゼロ。
今みたいにブームでもないし。
海がきれいなところよね。くらいに思っていた。
あと二人の友人と共に、沖縄旅行のついでに島へ寄ることになったのでした。
両親に紹介というよりは、ホントについでに連れて行かれた感じ。
海はきれいで、海亀も泳いでいた。
那覇とは違ってのーんびりして何もないけど、
それがいい感じ。なんだか懐かしーく感じた。
お父さんとお母さんは、とっても気さくで大歓迎してくれた。
お父さんが飼っているダチョウにびっくりし、
お母さんの手作りの島の料理もとっても美味しくて、大感激した。
夜になって、食事も済んだところ。
おもむろにお父さんが三線を出してきた。
ええ?!おとうさんが弾くの?
それは初めて聴く音色。
(今になると分かるけど、沖縄の三線よりもっと音が高い)
ティン・ティン・ティン〜。
余韻のある味わい深い音。
真っ黒に日に焼けた普通のおじさんが弾いているのが驚きなのだ。
そして、そばに座っていたお母さんが唄い出した。
高くてよく透る声で島の民謡を唄う。
言葉は分からないけど、じーんときた。
畑仕事しているおばさんがだよ!
すごく上手いのだ。
内地から来た私と友人二人はしーんと聴き入る。
もちろん拍手喝さいです。
素敵過ぎます。お父さん、お母さん。
あの夜のことは、今でも記憶鮮明。
私が琉球民謡にメロメロパーンチされた夜です。
私が目指すのはだんなのお父さん、お母さんのようになること。
もちろん喜んで嫁に来させていただきました。
おふたりの第一のファンですから。
|